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 ​僕らの フラノえんげき史 

僕ら在富OB(富良野在住の事を在富という)は 富良野塾・GROUPの作品づくりよりも 僕らでの作品づくりの方が 実は多いのです。

この事は よっぽどのファンの方でないと知られていません。そらそうです。

なんたって知名度も何もない僕らが 富良野という土地で芝居をやっているんですから。

卒塾すると ほとんどの塾生は一旗あげようと東京へ向かいます。その中でも変わり者がいて そのまま富良野に残ったり また出て行ったり そしてまた戻ってきたりを繰り返しながら いくつかの時代ごとに作品を創ってきました。

そのいくつかあった時代ごとの作品を 僕こと久保の目線から紹介してゆきます。

 

劇団ORE の時代

活動期間96年〜01年 6年間 8作品

 

OREとは原石という意味。僕(11期生)が卒塾して間もない1996年頃 僕以前に富良野に残っていた一桁代の期の先輩が中心になってつくった初めての劇団。 

8期生のコバさんこと小林彰夫氏が書いた作品をやっていた。

この頃はよく 「富良野に残ってどうすんの?」と卒塾する仲間から言われていた。

正直どうしたいのかが わからない時代だった。

 

《作品》

1996年12月  訪問者

1997年 4月  二人の天使

1998年 2月  テブクロ

      6月  二人の天使・夏祭り篇

1999年 5月  スィートホーム

     10月  二人の天使・初雪篇

2000年 5月  地下室のメロディー

2001年 6月  すっぴん

2001年 すっぴん

2001年 EASY LIAR

「EASY LIAR」をやろう の時代

活動期間 01年 この一作品のみ

 

富良野に戻ってきた 9期生の納谷真大氏が初めて書いた作品「EASY LIAR」が 

北の戯曲賞というコンクールで優秀賞を受賞し これを上演しようとなった。

はじめて納谷さんと一緒に芝居をつくったのがこの作品。そして納谷さんが 

富良野に新しい風を送り込んできたのもこの頃。のちのイレブンナインの原型。

 

《作品》

2001年 5月  EASY LIAR

富良野塾OBユニット

2002年 タイムリミット

(仮)富良野塾OBユニット の時代

活動期間02年〜03年 2年間 3作品

 

10期生水津聡 11期生久保隆徳 12期生倉林一成 僕ら3人のために 13期生の松木直俊が書いてくれた作品「ハッピーエンド」

その後 この話をもとに納谷さんと即興的に作ったのが「タイムリミット」

で それをさらに師匠が脚色したのが「タイムリミット・タイムリミット」

なんかメチャクチャな時期だった。そして名称がほしいといわれ とりあえず「富良野塾OBユニット」とつけたのがこの頃。実はこの頃は富良野に残るOBが多くて30人位いた。 そんで僕らのユニット以外にも 15期生で残ったOBが 納谷さんを中心に別ユニットを作って活動していた。OREもまだあったので 富良野演劇戦国時代だった。おかげでお客さんも多種多様になってきた。

 

《作品》

2002年  2月 ハッピーエンド

       5月 タイムリミット

2003年  5月 タイムリミット

               タイムリミット

イレブンナイン の時代

活動期間 04年〜07年 4年間 5作品

 

混沌とした時代からようやっと固まりになったのがイレブンナイン。公演時以外にも時々勉強会的なこともやって集まっていた。なんかワイワイやってた時代。この頃から巡回公演として 富良野だけでなく近隣の劇場を持たない街でも公演をはじめた。

そして「天国への会談」という作品を持って札幌に殴り込みに行き ちょっとした旋風を起こした。だが この頃が一番師匠にドヤされていた時期。

でも一番勢いがあったのもこの頃。

 

《作品》

2004年  6月 天国への会談

2005年  7月 エンギデモナイ

2006年  2月 こころみ

      10月 イージー☆ライアー(再演)

2007年 10月 あっちこっち佐藤さん

2005年 エンギデモナイ

久保隆徳

2007年 あっちこっち佐藤さん

久保隆徳

2008年 二人の天使

2009年 約30の嘘

富良野塾OBユニット の時代

活動期間08年〜15年 8年目 10作品

 

イレブンナインが解散を余儀なくされ 納谷さんは札幌で新生イレブンナインをつくった。 富良野に残った僕は 他の在富メンバー達に「俺たちの芝居を楽しみに待ってるお客さんが富良野にはいるんだ!」とうそぶき オリジナル作品にこだわらず 既成作品の中からでも面白いモノを探し 雑種的に作品をつくり始めた。

そんな中 コバさんが再び筆をとったり 10年間市民劇にホンを書き続けてきた太田竜介が 満を持して「みずのかけら」という作品を僕らに書きあげた。また 塾生ではない福島カツシゲ氏通称しげもっこりが 僕らの創作活動に参加してくれるようになった。「嫁に来ないか」「シコバラ」という2本のエンターテインメント作品を創ってくれ僕らを新たなる領域に連れて行ってくれた。

 

《作品》

2008年 10月 二人の天使(再演)

2009年 10月 約30の嘘

2010年 10月 インディアンサマー

2011年 10月 ら抜きの殺意

2012年 10月 箱の中身

2013年 10月 嫁に来ないか

2014年  4月 乙女の祈り

       8月 100年GO!

      10月 みずのかけら

2015年 10月 シコバラ

2017年 10月 みずのかけら(再演)

2018年 10月 2人の天使

2019年 10月 愛の書く物語

​2022年  2月 みずのかけら(再演

​2023年  2月 エレベーターガール

2010年 インディアンサマー

2011年 ら抜きの殺意

2012年 箱の中身

2013年 乙女の祈り

久保隆徳

2014年 みずのかけら

富良野塾OBユニット

2015年 シコバラ

FURANO NATURAL STUDIO  OB UNIT

in the subject

これから の時代

 

なんか横文字で長ったらしい名称ですが 呼び方は今までと同じOBユニットで結構です。ただ『in the subject』とつけたのは 僕らが主体でありつつも 富良野塾生でない方でも 僕らに興味を持ち 僕らとやってみたい 富良野でやってみたいという方々と 一緒に芝居を創ってみたいと思ったからです。 

いろんな人が関われるキッカケをつくり いろんな作品を生み出してお客さんに喜んでもらい 創作活動を通して 関わった人間の人生が 少しでも豊かなモノになる時代になればと思ってます。

これまでのチラシ

約30.jpg
indian_summer.jpg
ら抜き.jpg
富良野塾OBユニット箱の中身.jpg
嫁こい.jpg
みずの.jpg
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富良野塾OBユニット
富良野塾OBユニット
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おまけ

天国.jpg
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