富良野GROUP「悲別KANASHIBETSU」公演
照明スタッフ募集 !!

このたび富良野GROUPでは2023年12月富良野演劇工場に於いて
舞台『悲別(脚本:倉本聰)』を10年ぶりに上演することとなりました。
1990年の初演から倉本の手によって何度も改稿再演され、二度の海外公演でも高い評価を受け成功を納めた作品です。
閉鎖された炭鉱の町「悲別(かなしべつ)」を舞台に、人類の生きる「希望」を問いかける感動の青春群像劇。
本公演の上演に際し、共に富良野の地で作品を創るスタッフを広く募集いたします。
【あらすじ】
炭鉱の町、悲別。
閉山が決まったその夜、組合長・野中平吉が自殺した。平吉は死の直前、炭鉱夫だった息子のジンにこう語る。「昔、30年前、かつての坑夫たちが、今では閉鎖された旧坑道の地下300メートルに、タイムカプセルを埋めた。その中には希望が入っている。いつかそのタイムカプセルを探してごらん」と。ジンとその仲間たちは、10年後の大晦日、再会して一緒にタイムカプセルを探そうと約束し、一人、また一人と悲別から去っていった。10年後、すっかり変わり果て、死んだようになった悲別。約束の大晦日に集まったのは、ジンとブイの2人だけだった。2人は立ち入り禁止の坑道に入り込む。そこで2人を追って取材に来た新聞記者の中村と出会う。カプセルを探すうち、3人は突然の落盤に襲われ、坑内に閉じこめられてしまう。その頃、地上ではひとつの事件が伝えられていた。札幌で、ジンの仲間であるサトケンが殺されたという。衝撃を受ける人々の間に、さらにショックな事実が知らされる。犯人は同じ悲別の仲間、加山であるというのだ。一方、坑内から脱出しようとするジン、ブイ、記者の3人は、再び落盤に襲われ、脱出の望みが失われる。その時彼らの前に偶然現れたのは、探し求めていたタイムカプセルだった。キャップライトの光が弱まり消えていく中、カプセルの中から出てきた「希望」とは…。
【公演】
・日程:2023年12月8日(金)~12月17日(日)12ステージ 予定
・会場:富良野演劇工場(富良野市中御料)
【稽古期間】
・日程:2023年11月上旬~12月7日(木)
・場所:富良野:富良野塾スタジオ棟/富良野演劇工場
※富良野圏域外にお住まいの方に関しましては、富良野滞在中の宿泊(相部屋)、食事をこちらで提供いたします。
【応募締切】
・2023年9月29日(金)
※各ポジション、定員決まり次第募集終了いたします。
【募集ポジション/定員数】
・照明スタッフ 2名
【募集対象】
・18歳〜40歳の方
・舞台スタッフを職業とする方、もしくは目指している方
【照明技術料】
・有/応相談
【選考の流れ】
・応募あり次第、日程を決めてオンライン面談
【応募方法】
・下記のお問合せ先に直接ご連絡ください。
【宛先】
〒076-0035 北海道富良野市学田3区4742-10
有限会社フラノ・クリエイティブ・シンジケート(F.C.S.)悲別2023係
【お問合せ】 F.C.S.(担当:谷山)TEL:0167-23-4245
mail:info@fcs19.com
倉本聰
1935年、東京都生まれ。脚本家・劇作家・演出家。
東京大学文学部美学科卒業後、1959年ニッポン放送入社。1963年に退社後、脚本家として独立。1977年、富良野に移住。1984年から役者やシナリオライターを養成する私塾「富良野塾」を主宰。代表作に「北の国から」「前略おふくろ様」「昨日、悲別で」「ライスカレー」「優しい時間」「風のガーデン」など多数。2006年より「NPO法人C・C・C 富良野自然塾」も主宰し、閉鎖されたゴルフ場に植樹をし、元の森に返す自然返還事業と、そのフィールドを使った教育プログラムにも力を入れている。

久保隆徳
1966年、福岡県生まれ。俳優・演出家
富良野塾11期生で卒業後、富良野GROUPを中心とした舞台の他、TVドラマ・CMなど多方面で活躍中。
2010年度より北海道教育大学の非常勤講師として「演劇的手法による教員養成の為のコミュニケーションプログラム」プロジェクトに参加。現在は俳優と並行しながら、富良野高校「表現科」の授業を担当。年間80本以上の演劇を用いたワークショップを実施している。
【主な出演作】
TV「北の国から」「優しい時間」「拝啓、父上様」
「やすらぎの郷」他
舞台「走る」「屋根」「歸國」「今日、悲別で」「12人の怒れる男」他
CM「イオン北海道」「野口観光」他
【主な演出】
「約30の嘘」「箱の中身」「ら抜きの殺意」「ブルーシート」他

富良野GROUPとは
倉本聰が主宰する“富良野塾”を卒業し、研鑽を重ねた俳優とライターの集団。
原型となった“富良野塾”は、プロの脚本家と役者を養成するべく富良野の山間に倉本が開塾した私塾で、若者達は自然と共生しながら2年間の合宿生活を過ごし、“創作”に対する多くのことを学んだ。26年間で375名の卒塾生を輩出。卒塾生の多くは現在も舞台や映像の現場などで良質な仕事に携わっている。
2010年春、富良野塾は閉塾したが、現在は表現者のプロ集団としてさらなる高みを目指し、日々精進している。今後は外部からも志の高い俳優やスタッフを迎え、創作意欲を益々高め合うことを目指している。